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発酵乳の働き (=バイオジェニックス)

乳酸菌で発酵した『発酵乳』は、体調を整えるのに優れていると言われています。それは乳酸発酵によってつくられた体に有益な物質(成分)が、体の生理機能に様々な良い働きをするためで、その働きにより生じる有益な物質を『バイオジェニックス』と言います。なお、「プロバイオティクス」は良い効果をもたらす生菌を、「プレバイオティクス」は腸内有用菌の増殖や活性化を促す物質のことをいいます。

『バイオジェニックス』の一例に、「カルピス酸乳」に含まれる乳酸菌「ラクトバチルス・ヘルベティカス」の酵素がつくる「ラクトトリペプチド(LTP)」という成分があります。これは、発酵中に乳たんぱく質を分解してつくられた天然成分で、アミノ酸が3つつながった形をしています。
血圧を下げる作用や血管内皮機能を改善する作用が明らかになっており、これにより、動脈硬化などの予防に効果が期待できます。

他には、「カルピス酸乳」を代表例としてあげると、寿命を延長させる効果や細菌やウィルスなどの排除(撃退)するための免疫力を活性化する作用(免疫賦活作用)、腎臓への負担を抑制する作用、睡眠の質向上や保湿・美白に関する肌機能の向上などがあります。次のページで、「カルピス酸乳」の作用をもう少し詳しくご説明します。
 酸乳の作用
発酵乳の働き 酸乳の作用