酵母 |
Yeasts 微生物の一種。径5μm前後の球形、卵形、楕円形などの形状をしている。アルコール発酵能の強い種類が多く、酒類やパンなどの製造に利用される 8)。 |
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血管内皮機能 |
血管の最も内側を取り囲む細胞層のことを血管内皮という。血管内皮は、血管の伸び縮み、血液が固まらないように保ったり、逆に固めたり、血流をコントロールすることで血管機能を維持し調節するので、これを血管内皮機能という。高血圧や高脂血症などによって血管内皮機能が衰えると動脈硬化をはじめとする循環器病にかかりやすくなる。 |
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抗腫瘍作用 |
腫瘍の生成を抑制する働きを指す。腫瘍とは身体の一部の組織や細胞が、病的に増殖したものを指す。ほとんどの場合、増殖した細胞がはれ物をつくるが、白血病のように塊をつくらないものもある。筋腫・脂肪腫などの良性腫瘍と、癌腫(がんしゅ)・肉腫などの悪性腫瘍とがある 10) 。 |
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血中コレステロール |
血液中のコレステロールでたんぱく質と複合体を形成してリポタンパクとして存在。 |
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菌体 |
微生物の細胞。 |
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嫌気性菌 |
空気中では存在できない菌 5)。ビフィズス菌やバクテロイデスなど。 |
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グラム染色 |
細菌はグラム染色によってグラム陽性菌とグラム陰性菌に大別できる。グラム陽性菌(紫色に染まる)としてビフィズス菌、乳酸菌などが、グラム陰性菌(赤色に染まる)として大腸菌などがある。 |
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クレゾール |
殺菌消毒薬。クレゾールの薬理作用はフェノールと同じで、たんぱく質変性によって微生物を死滅させ皮膚や粘膜を消毒する。その毒性はフェノールとほぼ同様であるが、殺菌力は2~3倍強い。本品は水に溶けにくい(本品1mLは水50mLにわずかに混濁して溶ける)ので、クレゾール石ケン液として用いるのが普通である 12)。腐敗菌の腐敗代謝産物として微量であるが腸内で産生される。 |
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クロストリジウム |
Clostridium グラム陽性、嫌気性有芽胞桿菌群。広く自然界に分布し、ヒトや動物の腸管内常在菌も多い。強力な外毒素を産生するものは、毒素の抗原性で型分類されており、ヒトや動物に病原性を持つ 8)。食中毒菌として知られるC.
botulinum(ボツリヌス菌)、C. perfringens(ウェルシュ菌)や、C. tetani(破傷風菌)などがある。 |
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好気性菌 |
空気中でも存在できる菌 5)。大腸菌など。 |
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コレラ菌 |
コレラの病原体で、きわめて伝染力が強い。コレラは激しい水溶性下痢を主症状とする疾患 6)。 |
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抗菌物質 |
殺菌作用を有する物質。 |
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