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【活動レポート】 アサヒグループの研究情報誌「Kin’s(キンズ)」が教育現場でも活躍~茨城県石岡市立国府中学校での活用事例のご紹介~

2019.03.07

アサヒグループの研究情報誌「Kin’s(キンズ)」が教育現場でも活躍~茨城県石岡市立国府中学校での活用事例のご紹介~

アサヒグループでは、これまでに培ってきた技術や最新の研究成果を社外の方にも広くお伝えするため、マスコミや一般のお客さまだけでなく、教育現場(中学・高校・大学)に向けた情報提供も行っています。未来を担う生徒たちの科学的な興味を引き出すとともに、研究者や開発者として働く魅力や面白さに気付くきっかけとして、情報の活用が広がっています。

今回は、「微生物と発酵のチカラを学ぶ研究情報誌 Kin’s(キンズ)」の最新号「Kin’s 腸内フローラ研究所(vol.26)」が、教育現場でどのように活用されているのか、茨城県石岡市立国府中学校の中島恭子教諭にお話しを伺いました。


Q.「Kin’s腸内フローラ研究所」に興味を持たれたきっかけを教えてください。

理科の勉強は生物、化学、物理、地学と幅広く、中学3年間で滞りなく学習を進めるためには、どうしても授業のスピードも速くなってしまいます。そんな中で、教科書から少し離れてテレビやネットなどで話題になっている話を折り込むと、生徒たちの関心は一気に高まり、理解度が上がります。生徒たちにとって、教科書に書かれた内容は勉強するためのもので、自分とは遠い世界の話のように感じてしまう子も少なくありませんが、テレビなどで得た情報は、“知ってるとかっこいい” “ちょっと自慢できる” 生きた雑学として喜んで吸収します。

中学理科では「腸は食べ物の消化吸収を行う器官」と教えていますが、腸の中がどのような世界で、どんなことが行われているのかイメージすることは、生徒たちにとってなかなか難しいようです。そんな時、アサヒグループが発行している情報誌「Kin’s」が手元に届き、「これなら生徒も注目するはず」と思い、授業の中で紹介することにしました。

最近はテレビなどでも「腸内フローラ」という言葉をよく聞くようになりましたので、「腸内フローラって知ってる?」と問いかけてみると、「聞いたことある!」「テレビで見たよ」と生徒たちが興味を示します。こういった冊子があると、「詳しいことは家で読んでみてね」と配ることができるので、生徒たちも喜んで家に持ち帰り、家族にも話しができます。人に話すことによって、自然と知識が身についていくのです。こうした工夫で生徒たちの関心を引き出すことで、“理科は生活に役立つもの”であることを伝えていきたいですね。

Q.理科の授業だけでなく食育にも活用されていると伺いましたが、どのような紹介をされているのでしょうか。

給食配膳室の前に、腸内フローラに関する基礎知識と、腸内フローラに影響を与える食品を紹介する掲示物を作成し、「Kin’s」のポスターとまとめて掲示しました。人は食べた物の影響をうけて、腸内フローラも変わります。腸内フローラを整えるためには、バランスの良い食事を摂ることが一番です。また、石岡市は古くから納豆や味噌、日本酒などの製造がさかんに行われている土地柄ということもあり、乳酸菌や納豆菌など発酵食品に関わる微生物の話題は生徒たちも身近に感じてもらいやすいとも考えています。生徒たちには「食」の大切さを伝え、“自分の健康は自分で守る”意識を持ってもらいたいと思っています。

Q.中学・高校の教育現場において、企業ができること、または求めることはありますか?

先ほどもお話ししたように、中学理科では様々な分野を扱いますので幅広い知識が求められますが、すべての分野を網羅することはなかなか難しいものです。そんな中で、企業の研究室ならではの最先端で最新の情報を、中学生でもわかりやすく発信してもらえると、生徒たちの興味を引き出すことができます。そういう意味では、「Kin’s」のような冊子はまさに企業ならではの情報が各所にちりばめられていて、大変ありがたいです。また、出前授業などで実際に学校に来ていただいて、実物を見せていただいたりお話しをしていただけると、生徒たちにとって深い学びにつながるのではないでしょうか。

また、近年は様々な情報があふれ、生徒たちをはじめ一般消費者は流れてきた情報をそのまま受け入れ、振り回されてしまっている状況です。スーパーに並んだ様々な機能性乳酸菌商品の中から、乳酸菌の違いを意識し、選択して購入している人はまだまだ少ないように思います。企業には、適切な情報を誠実に発信していただくことはもちろんですが、消費者自身が自らの意志で情報を取捨選択できるような環境整備にも気を配っていただければと思います。

未来を担う子どもたちに何を伝えていくべきか、学校と企業がそれぞれの得意分野で協力することが大切だと感じています。

関連リンク


■微生物と発酵のチカラを学ぶ研究情報誌「Kin’s(キンズ)」
Kin’s[ポスター] ススメ!腸内フローラ研究!

■R&Dビデオライブラリー
「腸内フローラ~不思議な生命体~」
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