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R&Dニュース

【イベントレポート】
商談獲得に向け、「CAEソリューション」の有用性をインターフェックスジャパンにてアピール

2020.12.01

商談獲得に向け、「CAEソリューション」の有用性をインターフェックスジャパンにてアピール

 アサヒクオリティーアンドイノベーションズ(株)(以下AQI社)は、11月25日~27日に千葉県千葉市の幕張メッセで開催された「第22回 インターフェックスジャパン」にてブースを出展し、2019年より技術支援サービスを試験的に開始した、シミュレーションによる課題解決「CAEソリューション」を紹介しました。当日はマスクを着用のうえ、アルコール消毒なども手配し、新型コロナウイルスの感染拡大に最大限配慮して、対面でのコミュニケーションを行いました。

 

 CAEとは、Computer Aided Engineeringの略称で、ものづくりの現場で、従来行われていた試作品による検証や実験のかわりに、コンピュータシミュレーションを用いて検証する技術です。
→CAEについての説明はこちら

 アサヒグループでは、このCAE技術を食品業界では先駆けて導入し、開発検討や工程改善といったグループ内の課題解決に役立ててきました。その知見を活かして、AQI社では2019年より開発・製造工程で生じる課題に対してCAEを用いた解決方法を提案する、技術支援サービスを試験的に開始しています。医薬品業界や食品業界のものづくりイノベーションに貢献することを目指しCAEの導入を推進しており、今回は医薬品業界の製剤設計・製造に関わる方のニーズをヒアリングしたうえで、商談に繋げることを目指してインターフェックスジャパンに出展しました。


 会場では、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響もあり、例年よりも来場者数が減少傾向にありましたが、当日多くのお客さまがAQI社のブースに足を止められ、CAEの有用性などについて興味を示していただきました。AQI社の研究員は、CAEの概要やこれまでにアサヒグループが行ってきた解析の実績について説明し、解析技術および課題解決力の高さをアピールしました。

ブースにてお客さまに説明をするAQI社の研究員
ブースにてお客さまに説明をするAQI社の研究員

 3日間を通じて、80名ほどのお客さまにブースにお越しいただき、「CAEについては耳にしていたが、工程の可視化に有効であることがよく分かった」「製造プロセスにおける課題を事前に把握でき、解決策を検討できそうだ」、といった感想をいただきました。

 ブースでのコミュニケーションから、医薬品業界にもCAE技術導入のニーズがあるという仮説が検証され、商談への展開可能性も確認できました。いただいたご意見を参考に、医薬品業界や食品業界のものづくり現場にすぐれたソリューションをご提供するため、技術支援事業の本格展開に向けた準備を進めて参ります。

AQI社ブースで展示していた資料など
AQI社ブースで展示していた資料など

 

■インターフェックスジャパンとは
インターフェックスジャパンは、医薬品・化粧品などの製造に関わるあらゆる製品・機器/技術・サービスが一堂に出展する日本最大の専門技術展です。全国・世界中から医薬品・化粧品メーカーの研究・製造部門などが多数来場し、出展企業と活発な商談が行われます。