1. トップページ
  2. 研究開発
  3. 研究開発領域
  4. 商品開発
  5. カルスポリン

飼料用生菌剤の開発

畜産の現場のイメージ画像、にわとりがエサを食べている様子

腸内フローラ研究の知見を生かし安全、安心な畜産物の生産をサポート

畜産の現場のイメージ画像、にわとりがエサを食べている様子

長年培ってきた微生物活用技術を、家畜の健やかな成育をサポートする技術へと応用しています。飼料用生菌剤「カルスポリン」においては、当社の獣医師をはじめとした専門技術者が生産現場を訪れ、販売にとどまらず、課題解決に貢献するテクニカルソリューション活動を行っています。現在では、日本のみならず、欧米をはじめとした世界各地に活動の場が広がっています。

  • 「カルスポリン」で家畜の腸内フローラを整えて健康維持をサポート

    カルスポリンの働きを解説するイラスト画像

    家畜の健康には、腸内環境が大きく影響しています。「カルスポリン」を継続して給与することで、ストレスで簡単に減ってしまう有用菌(乳酸菌やビフィズス菌)が優勢になることを確認しています。腸内フローラを最適な状態に整えることで、抗生物質に頼ることなく家畜の健康を保ち、増体の促進・飼料効率の改善が期待できます。
    これらの効果が認められ、1995年に牛用・豚用、1996年には鶏用の家畜用プロバイオティクス(生菌剤)として、農林水産省より飼料添加物として指定されています。
    農林水産省より牛用・豚用・鶏用の飼料添加物に指定された家畜用プロバイオティクス(生菌剤)です。

  • 生産現場の課題に対応するテクニカルソリューション活動

    畜産の現場のイメージ画像、畜産現場で家畜を観察する当社技術者の様子

    家畜の種類や年齢、飼育環境により、腸内フローラは常に変化します。「カルスポリン」の効果を最大限に引き出すために、当社の獣医師をはじめとした専門技術者が生産現場を訪れ、腸内フローラの状態を見極めながら生菌剤の効果が最大限に発揮されるよう、飼育や給餌のアドバイスを行う活動を行っています。また、日本、アメリカ、中国、タイにラボを設置し、腸内フローラ分析や、現場ごとに異なる課題に応じたアプリケーションの開発にも取り組んでいます。これらの現場に密着した活動は、私たちの経験やデータの蓄積となるだけではなく、生産農家の知識向上や意識変革にもつながっています。また、飼料効率の改善や敷料リサイクル効率アップを通じて、環境負荷低減にも貢献しています。